7/24(日)、広報・イベント委員会主催の
『ご家族懇親会』を開催いたしました。
情報提供・公開の場を設け、
ご家族同士、また職員とご家族の距離感を縮めたい!
という念願叶っての企画です。
第一部は、『ユニット懇親会』。
前回はユニットで実施したので悩みましたが、
会場は5階 秋月ホールと致しました。
まずは施設長より、
日頃の感謝のご挨拶、そして
平成27年度事業報告・平成28年度事業計画の説明をさせて頂きました。
続きまして各ユニット毎に、
目標の説明や取組みなどをご紹介。
ご家族様同士の交流も兼ねて、
皆様の自己紹介もお願い致しました。
よく御面会にいらっしゃって頂くご家族様同士が中心になって、
その他のご家族様をうまく巻き込んで下さる…なんて一場面もございました。
自己紹介が終わるころには皆様すっかり打ち解けて、和気藹々。
会場が少々手狭で、
声が聞き取りにくかったかもしれません。
申し訳ありませんでした。
しかし、皆様真剣にご参加下さり、
感謝や労い・励ましのお言葉を沢山頂きました。
ご家族様からのお話では、
今までの在宅生活での御苦労や、
ご入居者様への想いをお伺いできる貴重な機会ともなりました。
まさに、一人ひとりが、それぞれの人生の主人公です。
「今は会話も難しいけれど…」
「もう何年も車椅子の生活だけど…」
ご家族の皆様が語る『かつての皆様』のお姿を想像し、
共感すると共に、責任の重さを痛感致しました。
ご入居の皆様個々の細やかな背景までは、
日々の介護の現場では思い描けないことも多いですが…
ご家族の皆様から、改めて直接お話を伺うことで、
職員の言葉かけや日々の関わり方に血が通い、心が通っていくような気が致します。
そして、当初の目的にもあるように、
このようなお話を通じ、
ご家族様同士の距離も縮まったように感じました。
第二部は『昼食会』
入居者様と同じメニューを召し上がって頂きました。
ご家族と食卓を囲むのなんて、いつぶり…!と、
感動されている方もいらっしゃいました。
普段は中々お時間の取れない忙しい息子様、娘様、
中にはお孫様やひ孫様までご一緒に、
ご本人を囲んでのひと時です。
皆様本当に喜ばれ、いい表情をされていました。
特別なことをしなくても、
ただ「一緒に過ごす」だけでほっとして、
同じものを見たり、同じものを食べたり、
何気ない会話でわかりあえて嬉しい気持ちになる…
それが「家族」というものなのでしょうね。
皆様にとってのご家族の存在の大きさを、
改めて感じたひと時でした。
ご家族の皆様も、
「一緒に食べることができてよかった。」
「普段の食事の様子が分かった。意外としっかり味がついていますね!」等、
安心されたようです。
第三部は『体験・展示コーナー』です。
とろみ剤をつけたレモンティーの試飲、
「餡巻」というおやつの常食・ソフト食の試食等を準備しました。
更に、秋月で提供している食形態表を掲示し、
実際の写真を見ながら管理栄養士がご説明致しました。
「F様は今は極刻みですから…」
「S様は来月外食のご予定でしたね。
この、極刻みぐらいのかたちをご用意頂けるといいかもしれません。」
さすが、管理栄養士も一人ひとりの食形態やご様子を
しっかり把握しております。
写真右上でわかる通り、
同じ食材がソフト食と常食ではこうも違います。
「これはおやつだからムースみたいだけど…全部こうだと食べた気はしないかもね。」
「でもやっぱり、ツルッとして食べやすいよ。」
ご家族様の感想も様々です。
また、福祉用具の展示では、
エアマットや各種クッションについて、
理学療法士から説明致しました。
「へぇー、マットが自分で体位交換してくれるのなんて、あるの?」
「クッションが沢山お部屋にあって何かしらと思ってたけど、
こうやって使って頂いてるんですね。」
車いす体験では、ちょっとした段差を乗り越える事も大変でした。
「こりゃあ、おばあちゃんにはムリだよ!」
「方向転換って意外と技術がいるんですね。」
「自分で乗って動かしてもらったら、
段差を超える時に結構衝撃がくるんだねぇ。」
最近は、以前に比べると、
福祉用具の展示や体験、介護食の試飲・試食の機会は
少なくないように思います。
ご家族様の中には、
医療・福祉に携わるお仕事をされている方もいらっしゃいます。
それでも、改めて、身近な秋月でのこうした機会にご参加頂くと、
それぞれ、多くの気付きがあったご様子でした。
時にはご入居されている利用者の皆様も、
ご家族とのお散歩ついでにいらっしゃっていました。
「車椅子も色々あるのね~。」
「あなたこれ(試飲・試食)、頂いてみなさいよ。私の気持ちがわかるから!」
大変賑やかなひと時となりました。
今回より初めて、
「委員会が主催」して開催というかたちをとりました。
委員長も当日までバタバタし、大変だったようです。
しかし、終わってみると、
普段、話すことが少ないご家族と沢山お話させて頂いたり、
あるいはいつもいらしてい頂いているご家族から思いがけないお話を伺ったり、
又、入居者様への想いを聞くことができた、
貴重な機会となりました。
ユニットの職員それぞれにとっても、
こうした経験がよい刺激となり、
明日からの活力となっていくことでしょう。
ご家族の皆様も、
お忙しい中、70名を超える方々にご参加頂き、
本当にありがとうございました。
頂きました貴重なご意見を周知・改善し、
入居者の皆様にとって、
安心・安全・安楽な秋月での生活を送って頂けるよう、
更に取り組んで参りたいと思います。
また、こうした交流・情報提供の場は、
今後も毎年開催していきたいと考えております。
至らない点も多々あるかと思いますが、
今後も是非皆様のご理解・ご協力を賜り、
又ご参加いただけますよう、
心からお願い申し上げます。
今後とも宜しくお願い致します!