先日のデイ会議です。
笑っていますが、遊んでいるわけではありません。
会議をしています。
今回はT様のカンファレンスでセンター方式を使い実施しました。
ここでセンター方式について少しご説明します。
センター方式とは・・・
認知症の利用者様に見られる不安や不穏は個人差があります。
個人差があるため、家族や介護職員、その利用者様に関わる全ての人が、
共通の認識がないと利用者様に対する支援がうまくいかず、症状を悪化させる
恐れがあります。
そこで認知症利用者様をサポートするケア関係者が、本人とその家族を
中心に互いに協力し合いながらどこに住んでいても、「その人らしい生活」
が送れるように支援知るためのツールとしてできたものです。
詳しくはセンター方式と検索していただいたら出てくると思います。
つたない説明ですみません<(_ _)>
いこいでは認知症の方を受け入れしています。
T様は、ご夫婦でいこいをご利用しています。
利用中は「帰る。」といい夫のそばを離れず、夫がトイレに行く際も追いかけ、
「もう帰ろう。孫が待っている。」と繰り返します。
利用中はずっと帰るとおっしゃり、表情も険しく、休まりません。
自宅でも昼夜構わず大変だそうで、夫の負担は大きいです。
本人様の不安を取り除いてあげるのはもちろん、夫の介護負担の軽減も
図りたいと今回センター方式を実施しました。
まずは私の姿と気持ちシートを作成。
職員が各々にT様の様子について書きました。
次に24時間生活変化シートでデーターをとりました。
デイサービスなので、24時間ではなく、デイの利用中のデーターのみをとっています。
その結果、帰るという時間帯がわかり、誰かそばでいると落ち着いて表情が
よくなることがわかりました。
今回の会議では、私の姿と気持ちシートと時間生活変化シートのデーターを
集計し、今後のケアを検討しました。
結論としてはまだまだケアの途中のため、結果は出ていません。
次のステップに進んでいます。
また、新たにセンター方式の活用を行い、次のケアを行っている最中です。
T様のケアの方法が職員間で共有することができ、また、
次のケアへの検討ができました。
少しずつになりますが、このようなカンファレンスの回数を重ね、
T様ご本人とご家族様が穏やかに過ごせるよう、支援していきたいと思っています。