最近、居眠りをして過ごすことが多くなったK様です。
その為、食事時間になっても居眠りをしたり、
食事動作をせずに腕を組んで過ごすことが多くなりました。
食事に興味がなくなったのか、又、食べ方を忘れてしまったのか・・・。
色んなことを考えました。
色んなことを考えすぎて目の前のことに着目でいていないことに気づきました。
「運動量が減っている。」
居眠りをして過ごすことが多くなり、デイ利用中も活動量が減っていました。
歩行状態も前のめりになり、だんだんと歩く距離が減っています。
そのため、「活動量を増やしてみよう!」と結論に至りました。
日々行っている園内歩行をいつもより少し多めに行い、昔、野球のコーチをしていたので、
キャッチボールをしました。
外へ出て日光浴を行ってもらおうと、
「コスモスを見に行きましょう。」とお誘いしました。(いつもコスモスですが・・・。笑)
少し肌寒く目はパッチリ開いていました。
表情も穏やかです。
その後デイルームに戻ったのが11:30頃でした。
いつもは居眠りをしている時間ですが、この日は起きていました。
少し手ごたえを感じました。
そして食事時間・・・・
自分でお箸をもって食べ始めてくれました!!!!
しばらく様子を見ていましたが、この日は勢いよく食べてくれました。
全量とはいきませんが、おなか一杯になるまで最後まで自分で食べてくれました。
食後も職員とお話が弾みます。
14:00頃はいつものよう居眠りをしてましたが、これは良しとしましょう。
今回の取り組みは食欲がない方への当たり前のアプローチです。
活動量を増やして、日光を浴びて・・・等。
ですが、私たちが行った支援で利用者様が以前のように食事が自分で食べれるようになったことは
職員のモチベーションアップにつながりました。
一人一人のことを真剣に考え支援ができる。
これぞ、私たちがしたい介護や!!と思った一日でした。