職場体験三日目です。

三日目はレクリエーションの実施です。

レク内容はボーリングとあらかじめ決めておき、

ゲームのルール決定、景品の作成、ボーリングのピンのデコレーション等を

学生さんに行ってもらいました。

まず初めに目標決定です。

「沢山コミュニケーションをとって

利用者さんに笑ってもらう。」

学生さん三人が決めた目標です。

色々質問があるかと思い、職員がスタンバイしていましたがほとんど出番は

ありませんでした。

私たちが思っていた以上に、学生さんたちは自分たちで考え、

真剣に取り組んでくれました。

ボーリングのピンは二種類作成し、きれいにデコレーションしていました。

野ばらの利用者様に予行練習をしてもらい、ペットボトル内の水の

調節などを行い、配置の検討をしていました。

☆豆まき参加

２月３日は節分でした。

当法人では毎年、職員が数名鬼になって各施設を回っていきます。

その豆まきにデイ利用者様と一緒に参加してもらいました。

彼女たちは剛速球で豆まきを行い、楽しんでいました。(笑)

デイ職員より、演奏会中に利用者様と一緒に何かできないかという

相談があり、手を振ってもらうようお願いしていました。

１２：００になり、昼休憩になったのですがお弁当を早めに食べ終わり、

作業の続きを行っていました。

自分たちが演奏する際、手に持って振ってもらう花を作成していたのです。

私達、職員がお願いしたわけでもなく、自発的に作成してくれました。

うれしい限りです。

☆演奏会の練習

１３：００～音だしの練習です。

少し時間が余ったので、ボーリングの予行練習も行いました。

「私がする」と一人の学生さんは司会を志願。

これにも職員はびっくりさせられました。

☆デイでの本番

まず、演奏会からスタートです。

「千と千尋の神隠しより、

『いつも何時でも』と『花は咲く』」を演奏してくれました。

その際、昼休みに作成したお花を利用者様に配り、

演奏中に振ってもらいました。

生演奏が聴け、利用者様はもちろん、職員も喜んでいました。

ボーリングの始まりです。

特にレクの進行に困ったこともなく、盛り上げてくれました。

学生さん達、三人も楽しそうに参加していました。

最後にサプライズ！！

こちらが用意した表彰状を利用者様から学生さんに渡してもらいました。

「体験実習を三間頑張ってくれたこと表します。」という内容です。

以上で三日間の職場体験は終了しました。

三日間を通しての反省会は・・・

「ボーリングをしていて面白かった。初めは利用者さんとかかわることが

怖かった。慣れているにつれ楽しくなってきた。

利用者さんと話をするのが楽しかった。

介護の世界に興味を持ったので、将来を考えたい。」

「利用者様さんが笑ってくれてよかった。初めは不安が大きかったが、

三日間の間に慣れてきた。利用者さんの笑顔が見れてよかった。」

「利用者さんと職員が笑っているのが楽しそうだった。

実習に来る前から興味はあったが、深くわからなかった。

三日間終了し、見方が１８０度変わった。

大変な仕事というのは知っているが、楽しかった。」

という感想が聞けました。

三日目はレクの実施を通して、充実感や達成感を味わってもらいたいという目的がありました。

自分たちが準備をして、作成し、レクを実施。

自分たちがしたことで、利用者様が笑ている、楽しんでいる、

それを味わってもらいたかったのです。

そこに介護の魅力があると思っています。

今回の３人の感想から、

「楽しかった。」

と思ってもらう目標は達成できたと思います。

今回の職場体験からプログラム内容の変更を行いました。

介護離職率が高いとよく言われている世の中ですが、

私たちは何か介護に魅力を感じ、仕事を続けています。

その魅力を少しでも理解してもらえればいいと思い考えたプログラムです。

中学生と全く違う世代が考えた内容のプログラムでしたが、

私たちの思いが何か伝わったと思います。

最後に「楽しかった。興味が出た。」と聞けたので

このプログラムは成功ではないでしょうか。

三名の学生さん、ありがとうございました。

また、三日間お疲れ様でした。