役割支援シリーズ第二弾です。
いつも笑顔で、人を寄せつける力を持っており、身体能力も高く、今にも走りだしそうな
F様。
先日、お迎えに行くと雑巾を絞っていました。
どこの掃除をしていたのか尋ねると床を雑巾がけしていたといいます。
思わずびっくり\(◎o◎)/!
「そんなことできるんですか?すごいですね。」
するとF様、
「そんなことぐらいできるよ!掃除は好きよ。」と。
そこで、私のアンテナがピン!!
~これは色々できるかもしれない・・・。~
来園時に他利用者様へお茶入れはお願いしていましたが、何か物足りなく、
他にもできそうだと感じていました。
利用者様が帰る15:50頃、思いついたことは
利用者様が帰った後のデイルームの掃除でした。
ケアハウスに入居している方なので、帰宅時間の都合は少々つきます。
ケアハウス職員に事情を説明し、少し遅れて帰ることを了承していただき、
職員と一緒にデイルームの掃除を始めます。
「なんでもするよ!ヽ(^o^)丿」と笑顔です。
掃除機をかけてもらい、トイレの洗面台の掃除をしていただきました。
いつも掃除していないところまで掃除をしてくれ、
「掃除は好きよ。久しぶりにこんなにしたわ。」と
掃除をしている間も発言する内容はプラスのことばかり。
気分が上がっている様子でした。
人の役に立てた時、喜びを感じます。
それを感じてくれたのかもしれません。
認知症があり、忘れてしまう為、一人ではできないこともありますが、
誰かと一緒ならできることも沢山あります。
自分は存在している、人間としての価値がある、そう感じてほしいです。
小さなことからコツコツと。
できることから行い、利用者様の満足度向上につなげていけたらと思います。