つい先日、「芸能人クイズ」という名のレクを職員が行っていました。
準備物やレクの内容が毎回すごいM職員のレクの時間です。
今日はどんなことをしてくれるのだろうと私的には興味深々でした。
まず、芸能人の写真を皆さんに見てもらいます。
利用者様から「これは勝新太郎やな。」
「ひばりさんやな。」「吉永小百合さんは昔から綺麗やな~。」等と次々に会話が弾みます。
次に名前の書いた紙を出し、写真と名前を照らし合わせします。
次に出ていた映画の題名を書いた紙をだし、またまた照らし合わせします。
「映画館はよく行った。小松島のほうにも映画館があったな~。」
「蔵本にもあったけど、今はもうないんえ?」等の声が上がります。
「最後に映画の主題歌を私が歌ってみますね。」といい、M職員が歌います。
その歌を聴き、一緒に歌ったり、その時代のことを思い出し皆さん口々に話し出します。
中にはご主人さんや、奥様との馴れ初めをお話ししてくれる利用者様もいました。
「福島町のマンションの大家さんの姪御さんと顔を合わすようになって、親しくなった。」
この馴れ初めは長年、利用している方ですが、この日初めて聞けました。
「仕事終わりに職場の前の飲み屋さんに行っていた。」
「東新町へ行ったら、丸新へ行っていた。丸新しかなかったもんな。」等と皆さん、
話したくて話したくて、たまらないような感じに見えました。
回想法が苦手な私ですが、M職員が行っていた回想法を見ていいお手本になりました。
レクがうまくいったのは事前の準備が必要。準備は業務外に行うことが多いです。
M職員はいつも自宅で行ってくれているのでしょう。
「心に残るケアのために」という、目標の達成のために頑張ってくれていると思うと
うれしい限りですね。
利用者様喜ばれていると同時に、私も色んな意味でうれしくなった一日でした。