やや日付をさかのぼりますが……
2月21日に行われたフラワーアレンジメントのご紹介です!
え~、古今東西、春の花といえば?
コブシ、タンポポ、スミレ、さくら、クロッカス……
山ほど出てきそうですね。
今回はそんな中でも、春の代名詞のようなチューリップ!
う~ん、眺めているだけで気分は春ですね。
暖かいとすぐに花びらが開いてしまうのが難点ですが、
如月の寒さの助けを借りれば少し長く楽しめるかも、と大澤先生。
いやいや、花の命は短くて。
「今」この時を存分に楽しむのが人生の極意です!
ご夫婦で参加されたS様ご夫妻、ご自宅のお庭の春を思い出されたようです。
F様も充実感たっぷりの表情。
「綺麗だろう?」と満足そうにご自身の作品を眺めておられました。
T様、M様はチューリップを作品の中央に据えられました。
パッと目がいくので何とも華やかですね。
一方、全体の丈を短めに仕上げられたのはS様とK様。
何となくお二人の雰囲気を体現したような、
可愛らしい「小さな春」が出来上がりました。
T様は赤いカーネーションが大きくセンターを占め、上品でゴージャスな印象です。
「よく娘がお花を持ってきてくれるの。」
確かに、いつだったかお部屋に豪華な花束が活けてありました。
「お花がある生活っていいものよね。
ここにいると全部やってもらえるから、季節も忘れそうになる。
でもこうやってお花を触ったり、家族が来てくれたりすると、
あぁそうだった、私ちゃあんと生きてる、私だったんだってほっとする。」
ふふふ、と活けた花を愛でながら
静かにお話しされるT様。
深いお話です。
それぞれのテーブルに完成した、
早春のチューリップ。
春の嵐、春うらら、春泥……と春のつくことばはたくさんありますが、
年の数だけ春を重ねた皆様ですから、
一言では括れない色々な想いが押し寄せるのかもしれません。
それもまた生花ならではの魅力なのでしょうね。
大澤先生、次回も宜しくお願い致します!