どの方向から見ても眉の形に見える事からその名がついたと言われ、徳島市のシンボル的
存在。
古くは万葉集に、「眉(まよ)のごと雲居に見ゆる阿波の山かけて榜ぐ舟泊(とまり)知らずも」
と詠われている山が 『眉山』です。標高は290m。
さだまさしさんの小説にもなり映画化もされています。
デイルームからも眉山が見え、季節ごとにその風景を楽しませてくれます。
この景色を特に気に入ってくれているK様は眉山を眺めながら、
『わしは昔あの山をぐるっと一周登った事があるんよ。』
『気を付けとかな途中ヘビがおってな。』
『上で泊まったこともあるんよ。』とお話しを聞かせてくれます。詳しくお話しを伺うと、
県外出身のK様は出張で徳島に来た時に接待を受け眉山の登山を行ったそうです。
以来、眉山に上った事は無く当時の印象が強く残っているそうです。
そこで、K様の思い出深い眉山に行ってみてはどうか。というカンファレンスが行われ
実際に行く事になりました。(といっても登山では無く車ですが・・・)
曇り空が少し残念でしたが、K様と一緒に散策し当時の思い出に少し触れられた気がします。
カメラを向けるとキリッとした表情になっていますが、K様も
『ここはええねぇ~』、『景色が素晴らしい。』と大変喜んで頂き、デイルームに戻ってからも良い表情が続いていました。
当時の登山コースとは違っていたと思われますが、実際に足を運べたこの日はK様にとって新しい思い出になってくれればと思います。