この4月、肌寒い日も少なく
過ごしやすかったのではないでしょうか?
大好きな桜の時期が過ぎ、
早いものでまもなく5月。
世間では10連休の人もいたとか。
羨ましい限りです。
4月より無事に保育園が決まり、
私、管理栄養士の森山が産休・育休から復帰致しました。
復職後は佐々木となりますので、
また宜しくお願いいたします。
さて、それでは
4月の行事食のご紹介です。
① 全国の銘菓(4/10)
今月は、熊本県阿蘇郡の『加勢以多』でした。
(熊本の阿蘇といえば、
先月から頻発する地震がまだ落ち着かず、
被災された方々は大変なご苦労をされていることと思います。
心からお見舞い申し上げます。)
加勢以多(かせいた)は、
細川藩政時代より熊本に伝えられてきた銘菓です。
寛永九年(1632年)、熊本に入られた
細川三斎(細川忠興)公は、
当時ヨーロッパより渡来した
マルメロの果実を用いてつくった菓子を
非常に気に入りました。
そして徳川幕府や京都の公卿たちへ、
熊本を代表する献上品として用いられました。
加勢以多という不思議な名前は、ポルトガル語の
Caixa da Marmelada(カイシャ・ダ・マルメラーダ)(マルメロ砂糖漬の箱)の
二句の発音が訛って、
カセイタとなったと言われています。
つい何枚も食べてしまいそうな、上品な甘さのお菓子でした。
「もっとたくさん食べたいネ!」
「なんか懐かしい味だわ。」
② パンバイキング(4/14)
カレーパン、ソーセージパン、
甘いパンも3種類そろえました。
シーフードシチューとコーヒー牛乳も、
パンにベストマッチ!
やっぱり、選んで食べる楽しみって大きいですよね。
入居者様同士で美味しかったものを勧めあったり、
これ!と決めた大好きな一品を沢山召し上がって頂いたり…。
嬉しそうな表情を見ると、
色々と用意が大変でも、やってよかったなぁとしみじみと思います。
男性はカレーパンやソーセージパン等の惣菜系、
女性はアップルパイやクリームパン等の菓子パンのおかわりが
多い気がしました。
1ヶ月に1回しかない機会ですので、
好きなものを好きなだけ!! お召し上がりください。
(といっても限度はありますが…)
③ 郷土料理(4/23)
郷土料理第6回は、『宮城』です。
【おくずかけ】
…片栗粉などでとろみをつけた醤油味の汁に、
同県の特産品である温麺や野菜、豆麩、油揚げなど
を入れて煮込んだもので、
精進料理として主にお盆や彼岸にいただきます。
地域や家庭ごとに味付けや具に変化がありますが、
温麺の一般的な食べ方だそうです。
【油麩の煮しめ】
…油麩とは、宮城県北部の登米地方に昔から伝わる食材で、
小麦粉のたんぱく質成分のグルテンを
油で揚げて作ったあげ麩です。
植物油で揚げてあるので、ヘルシーな食材です。
これで北海道・東北は全制覇でしょうか。
次はいよいよ関東!?
皆様にゆかりのあるご当地料理もお出しできるでしょうか。
④ 選択食(4/25)
今月の選択食は、
「エビフライ」or「ピーマンの肉詰めフライ」。
今回は、エビフライ人気が圧倒的でした!
4月に入り暖かくなり1CDユニットでは
中庭での食事会となりました。
やっぱりエビフライはご馳走ですね。
「子どもの頃にデパートで、お給料日の後の父と母と兄とね…。
お子様ランチの旗を集めるのが楽しくって。」
そんな懐かしい昔語りをしながら、
皆様モリモリ召し上がっていました。
次回は、もう少し大きなエビを用意致しますね。
⑤ お花見御膳
お品書きは、桜・藤・紫陽花・つつじの
4種類の背景で作成いたしました。
皆様のお手元には、
どのお花が届いたでしょうか?
料理は、彩りも美しく仕上がり、
「そういえば昔、桜を観に隅田川沿いに行ったのよ…」
「藤の花と云えば亀戸天神よね~。」
「去年秋月で、豊島園のアジサイ祭りに出掛けたことがあったよね!
また行きたいんだけど!!」等、
行楽話に花が咲き、
入居者の皆様にも喜んでいただたようです。
5月は、気候も良くお出かけ日和です。
行楽弁当を持ってピクニックもいいですね。
小さなお花見ですが、
秋月の裏の花壇でも、
紫陽花やライラック、チューリップが
慎ましやかに春を謳歌しています。
お散歩の際にはぜひ目を、足を、とめてご覧下さいね。
5月もお楽しみに!!