H31年2月、秋月は開設6周年を迎えました!
これも皆様にいただいた沢山のご縁のお蔭様です。
周年祭には、毎年 職員が手作りの寸劇やコーラスに施設内を練り歩くなど、
色々な催しを試みて参りました。
利用者様にとって多くの方に共通する楽しみって何だろう? 考えたとき、
それはやはり「食」ではないか! との声が多く挙がりました。
というわけで、昼食には皆様が大好きで、リクエストも多い「寿司」!
「やっぱりお寿司ね!」
「御重に入っていると華やかね。」
皆様それほどたくさんの量を食べられるわけではありませんが、
やはり見た目にもお祝いの気持ちを感じられるのか、
喜ばれる方がとても多かったお昼です。
そして、それだけでは終わりません。
この日のおやつは、
外食レクでもよくお世話になっている「ラ・プリムール」から、
一口サイズのケーキで、
なんとも華やかなバイキング!
広報イベント委員会と管理栄養士・理学療法士が、
わざわざこの日のために試作と話し合いを重ねて参りました。
できるだけ多くの方に召し上がっていただきたい!と、
皆が一丸となった努力の結晶のケーキバイキングです。
あるユニットのテーブルの様子が、こちら!
まるでホテルのケーキバイキングのようです。
また、あるユニットではこのようにケーキを陳列。
おやつバイキングで手馴れている2階フロアですね。
飲み物も、さくらんぼのグリーンティーやほうじ茶ラテなど、
いつもはお出ししないような春らしいメニューをご用意致しました。
「どれも美味しそうだねぇ!」
「バイキングだって。いくつも選んでいいの? 本当に???」
皆様それはそれは嬉しそうに、
真剣にケーキを選ばれていました。
中にはご家族と一緒に回られている方も。
「これが美味しそうじゃない。」
「あっちがいいな。私はモンブランが大好きだから。」
「このムースだったら、嚥下の悪いお母さんでもきっと食べられるね!」
活気あふれる中に、楽しそうな声がたくさん聞こえてきます。
『食べる楽しみ』は勿論大きなものですが、
『自分で選ぶ楽しみ』もそれに勝るとも劣らない大きなものです。
ご家族と施設がどんなに配慮を重ねても、
ちょっとした買い物 またはたとえばその日着るものを選ぶとか、
日常の中の些細な選択の機会が、
施設に入所されるとぐっと少なくなってしまうのは残念ながら事実です。
なので、
『自分で選んで好きなものをいただく』ことができるこんな機会は、
皆様の気持ちと、そしてお腹を満たすことのできる
とても特別な時間であるように感じます。
さぁ、皆さん、お味はいかがですか~っ。
2CDの皆様のこの満面の笑顔!
ちなみに、ショートステイユニットと5階の皆様は、
この日特別に秋月ホールで喫茶店風のケーキバイキングを楽しまれました。
看板も用意され、特別感がぐっと高まります。
U様、いただきま~す!
「う~ん、美味しいねぇ!」
いつもにこやかなU様の目がいつもにもまして細められ、
なんとも嬉しそうに、
満足そうに、微笑まれていらっしゃいました。
6周年。
振り返ると色々なことが思い起こされます。
ようやくここまできたなぁ、という達成感のような気持ちと、
まだまだこれから、と奮起する気持ちと、
どちらもを感じます。
施設としての歴史はまだ浅く、
前向きな意味で課題もたくさんあります。
それでも、ここまで無事にこぎつけられたのは、
偏に秋月にいただいた沢山のご縁のお蔭様であったなぁと、
過去を顧みる時にはいつも、心から感謝の気持ちでいっぱいになります。
秋月が、ご本人にとってもご家族にとっても、
安心できる施設であるように。
職員も含め、携わってくださる地域の方々も含め、
誰もが笑顔で過ごせる場所であるように。
これからも一生懸命、頑張って参らねば! と、
褌を締めなおす毎年のこの季節です。。。