東京とは思えないような寒い日が続いていますね。
早く春になりますように、と願いを込めて――
1月のフラワーアレンジメントは、
華やかな大輪の黄色いガーベラと、
淡いピンク色のカーネーションがテーマでした。
「暦の上でも今が一番寒い時期ですが、すぐに節分、立春。
皆さんの大好きな桜ももうすぐですよ~!」
講師の大澤先生も、
それぞれの季節のよさや味わいがあるけれど、
やはり春は扱える花材の色や種類が増えるので楽しみは大きいとのこと。
「私おうちに小さなお庭があってね、
一番最初に咲き始めるのがクロッカス。
それから水仙とかチューリップが芽を出してくるのよね。」
「きれいな黄色だねぇ。見事だねぇ。
春一番に咲く黄色い花といえば、やっぱり福寿草じゃない?」
皆様、お喋りにも花が咲きます。
丈を高く活けていらっしゃるのはT様、全体をふんわり短くアレンジしたのはK様、
天・地・仁の昔ながらの華道のバランスを意識されたN様。
「全体を、こう、可愛らしくね。」と嬉しそうに話されるのはM様。
「この実のなってる花がきれい。」とご自身に拍手を送っているのはT様。
ふんわりしたカーネーション上手に使って、控えめにまとめられたH様。
不思議なほど作風にお人柄があらわれます。
「緑を大きく使いました。」と満足げに話すのは、
御年100歳を優に超えたM様。
対照的に、緑を最小限に仕上げられたのはK様です。
ダブルピース‼
色々な作品の出来上がりが、
お手伝いする側も楽しいフラワーアレンジメント。
個性の光るひと時です。
最後は、こちらも100歳を超えたI様が、
事務職員のT氏と若いポーズ!
ご自身の作品を前に、女子中高生のプリクラ撮影のような一場面でした。
「次の回では、本当は桃や梅を入れたいんだけど……。
花材の値段と、枝を切るのにどうしても力がいるからなぁ。
菜の花…、ミモザ…、チューリップはお花がもたない……。
う~ん、悩みます~‼」
大澤先生、次回も楽しみにしています!