昨今話題である町中華、メディアでも多く取り上げられ、新型コロナウイルス蔓延防止からもなかなか外食はままならない現状です。「山河」に入所されている3CDユニットの入所者様も、TV番組の特集に「ああ、、いいねえ、行きたいね、、中華飯店」とにこやかに笑われ静かにため息、、、。ならば皆で町中華の定番「餃子」を具から造り、皆さんで焼きましょうよ!との運びに!!
今回、餃子を造るにあたり、よりリアリティを追求!本来ならば小麦粉から餃子の皮を仕込む~、、と言いたいところですが以前、当ユニットN職員が、うどんを自作し大変な労苦を経験したこともあり(笑)今回は隣接M市にある製麺所へ買い出しに!実はこの製麺所、小売りもしており、ありとあらゆる小麦粉製品(餃子の皮、シュウマイの皮、ワンタンの皮、その他麺多数あり)が購入可能。個人的には「油そば」、「生太うどん」等も廉価で購入可能、時折買いに行く次第でして、、、。餃子の皮40枚入りを数個購入、、ほぼ卸値に近い値段のようです。と、具材には奮発しまして、柔らかな春キャベツ!ニラにニンニクにと~材料が揃ったところでいざ入居者様と餃子製作開始!!
十分喚起を行い、密を避けるために役割分担。キャベツを細かく刻む掛かり、にんにくのあま皮をむき、おろす掛かり、ニラを切る係、そしてすべてを混ぜる係、、と。久々の餃子に皆様胸ときめかせ、やはり口数少なく仕込み作業。ニラとにんにくの香りが拮抗しあい、はてこの匂いと言えば、町中華の仕込み場そのものではないですか!?
餃子の「あん」がもれなく完成し、いよいよ「包む」作業の開始です。やはり製麺所の「餃子の皮」だけあり、歯ごたえ、コシを重視かやや分厚い印象。あんを匙で器用によそり、ふちに水を付け、閉じつつ波目をつけてゆきます。G様初めH様も真剣そのもの、しかしながら、皆様・元主婦経験者であり上手なこと!!ここでも技量発揮です。約1時間かけて100数十個の餃子が完成!!お皿に並べればずっしりとその重み実感!!
さ、いよいよ「焼き」作業。施設長も参戦、いかんせ施設長は「鍋奉行」ならぬ「鉄板奉行」でいて、細かな指示が入ります。「手際よく並べなきゃだめ!!」「はい、水をさして!!」と3CDユニット職員もタジタジ(笑)水差しの際には片栗粉で「羽根」を付けて、うまくひっくり返したいのだけどプレートが大きすぎて、二人係での作業となり、、、。出来た、お見事!!焼き加減も「羽根」による連結具合も最高な羽根つき餃子に!!
早速、試食。やはり皆さんで作った手造り餃子に、感動もひとしお。肉汁あふれる餃子に、かつて通っておられた町中華の思い出が、、、。作る時も無口、食べる時も無口、、いずれも一生懸命に言葉は必要ないようです。皆さまで美味しくいただきました!
さて、ここで当ユニットの今回の衣装紹介、、初夏の日より、もあり皆「夏浴衣」で参戦!袂はたすき掛け、いわば「屋台餃子」とでも言いましょうか、当ユニット最高齢のK様も「あんたの浴衣の柄、、、いいねえ~~」とにんまり、ありがとうございました。