8月の施設内研修は、
以下の3つの内容について行いました。
① 高輪こころのクリニック院長 仲村 禎夫先生による
「認知症について」
仲村先生の優しい口調に
皆聴き入っていました。
我々の対応により、
入居者様の表情が大きく変わります。
パーソンセンタードケア?
ユマニチュード?
タクティールケア?
ナラティブ セラピー?…etc
どの業界でもあることと思いますが、
介護の世界にも、ケアの歴史、
そしてその時々の「流行」があります。
特に認知症ケアについては、
脳科学の領域、あるいは現場の中から
新しい見解やアプローチが次々に生まれていきます。
我々もずっと勉強が必要ですね。
仲村先生、
初めてのご講義でしたが、
本当に有難うございました。
②介護課長 藤井による
「介護記録是正予防処置報告書」2回
毎年行っていますが、
この研修で記録の役割や、
記録の種類・書き方を学んでいきます。
「ずっと使ってきた表現が間違いだと分かった」
「悩んでいた部分がすっきりした」
毎日の記録の助けとなった部分が多かったようです。
複数の職員が、あるいは他職種が、
一人ひとりにかかわっていく施設の生活では、
「記録」が思う以上に意味を持つ場面も多くあります。
こんなアプローチで、普段夜眠れない方がぐっすりと眠った!
こんなタイミングだと、普段進まない水分をしっかり摂れた!
この方から、あるいはご家族から、こんなお話を伺った!
そんな風に事実を共有したり、
あるいは、
「その人にとってのよりよいケアは?」
カンファレンスの場で、
生活を紐解き、
ケアの有用性を検証する為にも記録の蓄積が役立ちます。
食事や水分の摂取量、排泄の状況や
バイタルの記録は、お医者様にとっても大切ですね。
藤井課長の講義を通し、
施設介護における記録の重要性を改めて実感致しました。
「他人に伝えるため」の記録、
意識していきたいですね。
正しい日本語は美しいそうです!
(思わずブログを振り返って
赤面してしまうのでした。)
③看取り介助委員会 による
「看取りについて」
主に老衰死について、
ビデオを元に学びました。
「お看取りは経験したことがあったが、自信になった。」
「苦しくないと分かってホットした。」
「皆で内容を共有して、
同じゴールを目指していける体制を作りたい。」
ベテランの職員も、
看取り介護へのかかわりは初めて!という若い職員も、
そして今まさに看取りに直面している職員も、
それぞれが気持ちを新たに
考えるきっかけになったようでした。
ラストステージを支えることは大変なことですが、
アンケートでも参加者全員が
前向きな意見ばかりでした。
まずは日常のケアをしっかりと行い、
自信を持ってお看取りを行っていきましょう!!
4回の開催で、
参加者は51名でした。