6月30日――暦では夏越しの祓、
茅の輪くぐりをしたり、水無月(ういろうのお菓子)をいただいたりと
地方によって様々な風習があるようですが、
2017年も折り返し! まさに光陰矢の如し。
お正月から半年、元気で無事に過ごせたことを祝って(?)、
2Cユニットでは昼食・おやつにレクリエーションを行いました。
本日の献立は……素麺!
湿気でげんなりする梅雨の時期から、
本格的な練馬の猛暑が過ぎ去るまで、
食欲のないときにもツルッといただける賢い伝統の日本食!!
大きなザルの盛り付けが、いい雰囲気ですね。
「美味しいねぇ。」
「食欲のないときでも、素麺だと入っちゃうから不思議ね。」
ご入居の皆様も、次のひと箸、次のひと口…と
夢中で召し上がっておられました。
「うちでは、薬味は、生姜とネギだった。」
「うちはミョウガだったよ。大葉も美味しいね。」
「うちではお刺身を必ず添えた! わさびをきちんと擂るのよ。」
「暑いからと思って素麺にするけれど、続くと家族にいやな顔されるのよねぇ。
台所に立って茹でてる主婦は結局暑いし。」
「彩りにも悩みますよね、素麺って。トマトとか?」
女性陣は職員も交え、お喋りが弾みます。
「汁気のある麺を啜って食べる」という口の動きは、実はとても複雑なもの。
日本人ならではの麺をすする小気味よい音は、
健康の証といえるものかもしれません。
おやつではデザートも手作り!
牛乳寒天とフルーツを、パフェ風に器に盛っていきます。
「独り占めしないようにと思うと、分量が難しいな…」
K様、真剣な面持ちで慎重に盛り付けていかれます。
「えぇっ、こんなにたくさんは食べきれないわねぇ!
色々入ってるのねぇ、桃とか、サクランボとか…綺麗な色ねぇ~。」
Y様はちょっと戸惑いながらも、
豪快に盛り付けていかれます。
「どれどれ~?」とT様は、お味見から。
「こりゃ~間違いないね、美味しい!」
合格点を頂きました、よかった!
普段はあまり食欲のないN様、
この日はご自身から手を伸ばして下さいました。
「美味しそうね。少しだけいただくわ。」
仕上げのトッピングでは、
皆様の大好きな小豆煮ものせて…
さぁいかがでしょう?
意外にも甘党のK様、テンションが上がって大喜び!
「昔は酒ばっかり飲んでたけどね、今は一滴も飲まないよ。
でもこりゃあいいね! 本当に美味しい!!」
H様、N様も満面の笑みです。
「甘くって美味しい。あんみつみたい。」
「冷たくって美味しい。」
女性陣にも大人気の甘味でした。
職員も、いつも以上の笑顔で皆様をサポート。
冗談も交えながら皆様と楽しくお喋りし、笑顔を引き出します。
しかし、会話の最中でも、視線はいつも全体へ!
目配り・気配りは怠りません。
賑やかなユニットの雰囲気に誘われて、施設長も覗きにきました。
「盛り上がってるねぇ!」
目の前で調理をしたり、自分で盛り付けたり。
いつもとちょっと違う雰囲気の中でいただく食事は、
特別感があって、味わいもひとしお。
何より、皆様との会話が弾み、
いきいきした笑顔をいつもより多く見せていただけるような気が致します。
時にはご家族もお席にお招きし、
色々な昔話をお聞かせ頂いたり、
ご自宅にいた頃の様にお食事の介助をして頂いたり…。
こんなひとときを、大切にしたいです。