9月のフラワーアレンジメントでも、敬老の日を意識して…
いつもとはちょっと雰囲気の違う大人な雰囲気の「紫」がテーマでした。
ピンク系のお花のときのほうが、皆さんの笑顔が多い! と
その時々の市場の価格帯や、季節感のある花材選びにも勿論ご配慮頂きながら、
いつもはどこかにピンクを取り入れて、
明るく可愛らしい作品となることが多い大澤先生のフラワーアレンジメント。
しかし今回は、一味違いました。
全体の仕上がりがどこか優雅でシックな感じ。
「迷ったんだけど…敬老の日もあるし、
蘭なんかは皆さんお好きでしょ?
お祝いの意味も込めて、いつもよりちょっと奮発しちゃいました。」
有難うございます!
「今日のお花も綺麗ねぇ。」
「蘭のお花、いい香り。
昔、子どもたちからプレゼントで鉢を貰ったけど、こんなに咲かせるの難しいのよねぇ。」
花材に鋏を入れながら、おしゃべりも弾みます。
「先生、ちょっと見て下さらない?」
「素敵に仕上がっていますよ。
ただ丈が高いままだと倒れそうだから、こちらを少し短くしてバランスを見ましょうか。」
「むかぁし習った時には天・地・人だったけど、若い人に習うと違うのねぇ。」
「昔も大昔ね、100年前だわよ。そりゃあ教科書の中身だって変わるわよ~。」
「ちょっと、100年ってことないわよ。」
「だって敬老の日に祝ってもらう(・・・)立場になるなんて想像もしなかったわ。」
「気持ちが若ければいいのよ~。」
「Kさん、なんだか紫の蘭、似合いますね。」
「そうかしら? 有難う。
でも見ていると不思議と心が落ち着くように思いますわ。」
「Nさんはこの間お誕生日でしたね。今年100歳?」
「そう! 100の手習いね。
出来上がったら娘と息子に褒めてもらわなくっちゃ。」
楽しいおしゃべりの中で手を動かしながら、
それぞれ思いおもいの作品が仕上がっていきました。
出来上がりがこちらです。
いつもながら、花材は同じなのに、
お一人おひとりの個性が光る仕上がりとなりました。
お花の効果でしょうか、
今回のお写真は、いつもに増して上品で優雅な印象の皆様となったように感じます。
「いやぁだ、上品だなんて、そんなホントのこと!」
「そうよ~、褒めたって何も出ないわよ~。
他人様より多いってほめていただけるものっていったら皺くらいよ!」
「笑い皺ならいいじゃないの~」
わっはっはっはと元気に冗談を交わしながら、
皆様満足してお部屋に戻られました。
お花に元気をもらうフラワーアレンジメントの時間、
次回も楽しみにしています。
大澤先生、ありがとうございました‼