8月・9月は秋月祭に向け、
大きな貼り絵の看板作りや、その周りの装飾作りを
皆様にお手伝いいただきました
(制作風景と併せ、1階エレベーター前廊下に掲示していました)。
10月は何を作ろうか⁉ ということで、
折り紙にじっくり取り組むことになりました。
「折り紙なんて何十年ぶりかしら、小学校以来よ~。」と、
笑いながらやり方の紙面をじっくり眺める皆様。
いやいや、たかが折り紙……とバカにしてはいけません。
余暇活動の充実が取りざたされる昨今、
プラモデルや塗り絵と並んで、大人の趣味活動としても注目されている折り紙。
海外からの関心も高く、
インターネットで検索すれば、
これが折り紙⁉ と驚かされるような
複雑な組み手や立体の作品も多く紹介されています。
幼い頃に親しんだ方が多く、
手と目を使って集中し、自分のペースで進めていける折り紙は、
介護や予防やリハビリテーションの分野でも多く活用されています。
入所して間もないU様、真剣な表情です。
「結構難しいわね…。」
同ユニットKの様、いつも手仕事倶楽部に参加して下さってます。、
「ホントね。これがこうでしょ、こっちがこうでしょ…」
以前は文房具屋さんを営んでいたというK様、懐かしさもひとしおでしょうね。
おや、M様は満面の笑みです。
「だってイケメンが手伝ってくれてるんだよ~。」なるほど!
I様は大変丁寧な仕上がりです。
性格が出ますね!
「そう? 折り紙より、栗の模様づけに悩んじゃったよ。」
F様は片側に麻痺がありますが、
職員に手伝ってもらいながら沢山の作品を仕上げられました!
「大したもんだよ~。みんなが手伝ってくれるからうまくできた‼」
Y様は、日頃編み物で鍛えた器用な指先で、
お手本のようにきれいな作品が出来上がっていました。
「そう? ほほほ。ほめても何にも出ませんよ。」
I様、K様も自らの作品を眺めながら嬉しそうにされていました。
「簡単そうに見えるけど、やるとみるでは大違いね。」
「色々折ったけどイチョウがいい出来かな~。どんぐりが大きかったネ。」
自分だけの作品が出来上がると、皆様本当に嬉しそうです。
毎回のことですが、一人ひとりに個性が光っていました。
11月もお楽しみに★