新人K職員が入社して一年以上経ちました。
新人受け入れ、新人育成は今まで何度も行ってきましたが、
今回の受け入れは今までと少し違いました。
今までは普通に受け入れしていた新人職員。
入社して新人研修が終わると、「では入浴支援を見に行きますか。」と
すぐに利用者支援が始まります。
ベテラン職員が見守っている中、新人職員が利用者様の直接支援に入ります。
これを何年も続けてきました。これが当たり前と思っていました。
今回の新人、K職員にはまず初めに
「利用者様と信頼関係を築いてほしい。
信頼関係を築いてから入浴支援・トイレ支援に入ってもらうから、
まずは利用者様との関係作りを頑張ってほしい。」
ということを投げかけました。
関係がある程度できてから、入浴・トイレ支援を指導しました。
信頼関係も築けていない中で
入浴支援や排せつ支援をすることに少し疑問を感じます。
利用者様は、名前も顔も見慣れない人に体を預けることが
できるのだろうか・・・。
安心して入浴や排せつができるのだろうか・・・。
そんな思いがきっかけで新人育成が変わりました。
「入浴支援や排せつ支援がスムーズにいくように信頼関係を築くようにする。」
それがいいように作用し、利用者様の対応は新人とは思えないほどの技術、
ユマニチュードも自然にできています。
K職員は言葉使いが抜群です。
利用者様には敬語を必ず使い、物腰柔らかな口調、やさしい態度・・・。
利用者様への声掛けはピカ一です。
接遇では見本になっています。
その為、入浴に行くのを嫌がる利用者様でもK職員がお誘いすると
拒否なく行けたり、帰宅願望が強い方の対応もスムーズにできるようになりました。
今では入浴やトイレなどを断る利用者様の対応はK職員に任せると問題解決です!!!(^^)!
まだまだ自信がないと漏らすK職員ですが、いいように育っていると感じています。
今はまだ精一杯業務をこなしたり、余裕を感じられなく、日々を過ごしているかもしれませんが、
これからどんどん介護の楽しさを理解し、いい介護職員になってほしいと思います。
これからも一緒に頑張りましょう!(^^)!