今回はいつもとちょっと目先を変えて…
職員の取り組みについてのご紹介です。
秋月では、毎月、職員全体に向けた施設内研修を行っています。
シフト勤務の中でもできるだけ多くのスタッフが参加ができるよう、
毎月第2・4火曜日の16:30~17:30に実施しています。
講師は概ね秋月職員が担当します。
この日は内田PTによる【食形態と嚥下機能】
昨年の資料をさらにパワーアップしてご講義いただきました。
むせるから食形態を下げる。でも…。
本当は、もっと形のあるものが食べられるはず。
姿勢はよいか? 食具は適切か? 増粘剤の粘度は? 好きなものならどうか?
職員は、入居者の皆様の食形態について、
いつも頭を悩ませています。
だからこそ、内田PTの声にも力がこもります。
嚥下機能の説明と評価方法について、
とてもわかりやすく説明して下さいました。
トロミの濃度はどのくらい?
「はちみつくらい」「ポタージュくらい」では
職員によってバラツキがでます。
そのため、現在では内田PTが入居者個々の嚥下評価を行い、
5ccや7.5ccなど個別に設定をしました。
これで、どの職員でも同じようにトロミをつけられます。
又、たべやすい濃度の確認は実技で教えて頂きました。
不思議なもので、トロミがつくと味も香りも変わります。
トロミのついたお茶やお味噌汁、
皆さんは飲んでみたことありますか?
いかに美味しく、いかに食べやすく…まだまだ追求したいと思います。
参加者は2回の研修で41名でした。
又、別の月では、エンゼルケアについての講義を受けました。
秋月では看取りを行っており、
開設から2年で35名の方をお看取りさせて頂いております。
旅立たれた入居者様を敬い、
お身体を守るために行うのがエンゼルケアです。
人生の最期に相応しく、ご遺体を生前のその人らしい姿に整えることは、
遺されたご家族のケアとしても重要な意味を持ちます。
本日は、特にメイクの勉強でした。
お看取りでのメイクは、
お化粧というより「その人らしさ」を重視します。
実際の場面でも、可能な限りご家族と相談しながら進めて参ります。
職員同士二人一組で、実際に試していきます。
講師の方も、モデルの顔半分にメイクを施して
見本を見せて下さいました。
いざという時、落ち着いて行う事ができるように、
しっかり勉強しました。
こちらは、2回で38名の参加でした。
このように、施設内研修では、
実際の介護場面で役立てられるような内容の講義を行っています。
研修後に提出されるレポートも、
「一から勉強し直します」「知らなかったことが多く勉強になりました」等、前向きな意見ばかりです。
学びを大切に日々の介護に取り組んでいきたいですね。