秋月のブログ

施設のブログ:秋月

2015/08/20

防災訓練を行いました。

特別養護老人ホームでは、

年2回以上(1回は夜間想定)の防災訓練が義務付けられています。

最近は、地震や噴火、豪雨等、

災害に対する報道が

決して珍しいものでなくなってきています。

 

常に備えよ、と様々な場面でいわれており、

秋月でも水や食料の備蓄、非常電源の確保等

行政の指導に基づき進めております。

そんな中、今回の訓練は、

夜間想定(23時火災発生)の下で実施致しました。

 

秋月は、約200名の入居者に対し、

夜間帯(22:00~翌7:00)の職員配置は、

夜勤者12名、宿直者1名となっています。

今回の防災訓練は、

施設全体ではなく、フロアごとで数回に分けて実施致しました。

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ユニットから1名づつ、夜勤を行う職員を中心に

小規模な訓練をくり返します。

すべての職員が実際に携わり、

着実に身についていくことを目指します。

まずは施設内消防設備と

有事の際の職員の動きの説明。

そして、

各ユニットのスタッフルームにある

副受信機の操作説明です。

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「どのボタンを操作するのか…」

「このランプが点いたら…」

 

夜勤帯、もしかしたら、

自分一人きりで対応しなければいけないかもしれない。

 

メモをとる手に力が入り、

職員の面持ちも心なしか緊張しています。

 

実際に、火災発生個所への消火訓練も行います。

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秋月の防火設備の一つ、

煙探知機です。

これが反応すると、

防火扉や居室の扉が自動で閉まり、

煙の混入を防いでくれるのです。

 

初期消火に当たる職員のもとへ、

他の職員が消火器を持って集まります。

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「急いで、でも冷静に…!」

 

他の職員は、

消火器で消火できない場合のため、

消火栓を準備します。

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「消火栓、長い…!」

 

職員にも、色々な発見や学びがあったようです。

「副受信機の操作や消火器の場所等

普段意識していないところもあったので、勉強になった。」

「この施設は、まだ新しい建物なので、消防設備も充実している。

 

しかし、

消火器、散水栓、放送設備がどこにあるか、きちんと把握しておく必要がある。」

「今回の訓練を機に、各ユニットの消防設備の場所をきちんと確認する。」

そして、どんなに訓練を重ねても、

 

「夜間などの職員が少ない場合は不安がある。」

 

これも職員の正直な本音ですね。

入職時に防火設備について説明していますが、

復習をしなくては忘れてしまいます。

今回参加できなかった職員も、

確認が必要なのは言うまでもありません。

 

備えあれば憂いなし。

 

秋月の建物は、石神井消防署からも、

防火建築として最新の設備が整っていると、

お墨付きを頂いております。

しかし、設備が立派なだけでは何の役にも立ちません。

 

いざというときには、やはり「ひと」。

 

職員一人ひとりがしっかりと役割を認識し、

設備の使い方や業務分担を

しっかりと遂行していくことが必要です。

 

今後も、定期的にミニ防災訓練を行い、

皆様に安心していただきたいと考えております。