8月18日は、3階CDユニットの夏祭りでした。
2ユニットでこじんまりと開催された行事ですが、
ギュッと楽しさが詰まった中身の濃い楽しい1日となりました。
まず、1日の始まりは、たこ焼きの具材作りからでした。
ベテラン主婦の職員が、素晴らしいチームワークと見事な手つきで
20人分の材料をあっという間に準備してくれました。
その傍らでは、メインイベントである流しソーメンの準備も進みます。
着々と手際よく進んでいく準備が、イベントの成功を予感させます。
そして、たこ焼きを黙々と焼き続ける職人!
いや、違いました、職員は…え?
いえいえ、少々強面ですが、
笑顔が素敵な頼れる介護職のオジサマとお姉様です!
ソフト食の方には明石焼き、たこは細かく刻んで・・・。
ソーメンも、個人に合わせ、刻んだり、薬味を調整したり・・・。
入居者の皆様の顔を思い浮かべながら、
準備を進めます。
下準備の間、久しぶりの1杯!甚平姿が様になります。
そして、整いましたー。流しソーメンの始まりです!
「えっ、速い、速すぎてムリですよ~、わっワッ」
「あー!!」
言葉にならない言葉を発しながら、
スピーディに進んでくる麺に大笑いで悪戦苦闘!
普段スプーンやフォークを使用している方も
箸を上手に使っていらっしゃいました。
「ようやくとれたよ!」
「苦労して捕まえたソーメンは、美味しいですねぇ~。」
大いに盛り上がりました。
職員も、気合の入った仮装で更なる笑いを誘います。
スイカの帽子は愛する奥様の手作りだそうです。
ユニットのほぼすべての方にご参加いただきました。
勿論、流しソーメンだけでは終わりません。
たこ焼きやフランクフルトにも舌鼓!
お祭りらしいメニューに、会話も弾みます。
普段とは違った雰囲気がまた楽しいですね!!
食後、少し休憩してからはゲーム大会です。
限りあるスペースを有効活用しました。
ボーリング場がどこか、判りますか~?
ウフフフ。
戦闘服でガンバレー!
輪投げの会場も、なんといつもの廊下です。
皆様童心に返り、真剣に楽しんでくださいました。
最後は、グランドフィナーレ すいか割!
ほぼ全員でスイカを叩きました。
気合を込めて…エイッ!
きっと何か御利益があることでしょう。
シメはユニットリーダーです、思いの丈をこめて大きな一撃!
そして皆でおいしくペロリ。
「スイカの味だねぇ~」
ラムネもいただいて、大好評でした。
3CDユニットは、秋月の中でも平均要介護度が
一番高いユニットです。
普段は日々のケアに追われる場面が多く、
余暇活動を行う余裕があまりありません。
しかしそんな状況に一番葛藤を感じていたのは、
現場にいるユニットの職員でした。
もっと何かができるはず。
もっと何かを感じて頂けるはず。
そんな思いから、今回の夏祭りが企画されました。
ユニットの想いや絆の強さを感じたのは、
心身の状態に関わらず、全員参加型だったことです。
ただ食べる・ただ遊ぶのではなく、
「箸を使ってすする」
「狙って転がす、投げる、振りおろす」など…
残された機能を
最大限に使いながら楽しんでいただけるよう、
入居者様一人ひとりの状態に合わせ、
職員ができる限り配慮して実現したこの夏まつりです。
皆様にとって、
楽しい思い出となれば何よりです。
職員にとっても、【やればできる】という実感が
大きなステップアップになったはず。
自信を持って日々のケアに取り組んでいけるよう、頑張ります。