秋月のブログ

施設のブログ:秋月

2015/09/01

2EFユニット 調理レクリエーション みんな大好き★カレー作り

2EFでは、毎月1回、

入居者の皆様にご参加いただきながら

調理レクリエーションを行っています。

今年度も、桜餅、たこ焼き、ポテト餅…と

楽しんできましたが、

8月はやや難易度を上げ、本格的な調理に挑戦!

カレーとマカロニサラダ作りです。

 

皆様、包丁をもつと自然と姿勢も美しくなります。

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顔つき真剣そのものです!

一切れひときれに

「おいしくなぁれ、おいしくなぁれ…」と

気持ちを込めて下っているのが

よく伝わってきます。

にんじんは固いので難しいですが、

そこは昔取った杵柄、

鮮やかな包丁捌き!

トントンと小気味よい音が

ユニットのキッチンに響いていきます。

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じゃがいもはちょっと滑りますね。

慎重に! 慎重に!!

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N様は、ベッド上からご参加下さいました。

サク、サク!

ベテランの腕前です。

 

「昔はね、食べ盛りの子どもたちの分を用意するでしょう。

お鍋一杯にカレーなんか作ったら、

ジャガイモも玉ねぎも、

幾つもいくつも使ってね…」

誰かが懐かしそうに昔語りを始めると、

そうね、ホントねと誰かが頷き、

そういえばウチで前にね…と職員も加わって、

家事・育児あるある話で大盛り上がり。

和やかなひとときです。

 

そして、あっという間に完成!

大鍋にどーんと、20人分のカレー!

そして、マカロニサラダです。

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ごはんが炊ける匂いやカレーの香り、

う~ん、食欲をそそられます!

自分たちで作ったとなれば尚更ですよね。

「いただきます!」

「召し上がれ~。」

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中々外出もできづらい日々の暮らしの中で、

少しでも、生活に変化を持って楽しんでいただきたい!

2EFユニットの調理レクリエーションは、

そんな職員の思いからスタートしました。

 

月極めの担当職員が、

食べたいものを利用者の皆様に訊きながらメニューを決定します。

そして、管理栄養士や厨房と

食材や値段を相談し、

調理の過程や、盛付け、後片付けのことまで

具体的にイメージしながら

企画していきます。

 

普段は細かく刻まれたものやお粥を召し上がる方も、

行事食はそのまま食べたいといったご意向もあります。

安全に美味しく召し上がっていただくために、

嚥下状態の確認も欠かせません。

 

麻痺のある方が、

どうしたら包丁で怪我のないように楽しめるだろうか…。

危険認知が難しい方が火傷しないように、

席を工夫しようか…。

喉に詰まらないように、

具材の大きさや、ご飯・カレーの粘度をどうしたらいいか…。

 

考えうる危険を、未然に防いでいく。

 

日々の小さなレクリエーションの中にも、

リスクマネジメントの大切さを実感します。

 

何気なく考え、

職員間で話題にし、

更には改善していくことが、日頃のケアの向上に繋がると信じて。。。

 

2EFは来月も、

職員皆でたくさん考え、悩んで、工夫しながら、

安全・安心で、

美味しく楽しい調理レクリエーションを

企画して参りたいと思います。