たこ焼き風パンケーキ、心太…と
9月のおやつ作りを楽しんできた3ABユニットの皆様。
9月の〆括りは…そうです、お萩!
ウィキペディアでは、
「もち米とうるち米を混ぜたものを蒸すあるいは炊き、
米粒が残る程度に軽く搗いて丸めたものに
餡をまぶした食べ物である。
春のものを牡丹餅、
秋のものをお萩という説もあり…」とのこと。
しかし、もち米やうるち米を使うと、
嚥下や咀嚼が難しくなってしまいます。
そこで今回は、ご飯の部分にゼラチンを使って、
限りなく本物に近い触感を追求してみました。
本当はユニット中、フロア中にいい香りが漂うように、
お鍋いっぱい小豆を炊きたかったけれど、
今回は残念ながら、
時間も人手もあまりかけられそうになく…
致し方なし。
既製品で代用!
バッドに小豆とご飯をよそい、
好きな量ずつ作って頂きました。
皆様の大好きな小豆をたっぷりまぶします。
えっ、作りながら食べちゃった!?
う~ん…それも手作りの醍醐味ですね!
「うん、美味しい。お代わり!」
こだわり派のA様、
丁寧にたっぷりと小豆をつけていきます。
「ちょっとこの…端っこのところに足りないのよ。」
どうしたら見目よく美しいままでお萩をいただけるか、
召し上がりながらもずっと頭を悩ませていらっしゃいました。
M様は皆様にごはんと小豆を取り分けて下さいました。
綺麗にマニュキュアを塗った指先で、
上品に「いただきます!」
こちらは…のんびりソファでおくつろぎ。
「私食べる人、あなた作る人!」
なるほど!
「S様、お彼岸の唄って何かあるかなぁ?」
新人職員がおはぎを作っています。
「ねぇそれなんか、お萩っていうよりおにぎりよ。」
「もっとこう…小さくしたら?」
女性職員やお萩作りベテランに利用者様から
ビシバシ指導が入ります。
「俺作るの初めてなんスよ~…」
なんだかんだ言いながら楽しそうです。
そして、召し上がって頂きます。
T様、「まぁこんなもんでしょうな。」
辛口の評価です!
女性陣は思い出話にも花が咲きます。
「お萩なんて昔は近所のお宅で上手な方が必ずいらして、
沢山作ったのを分けてもらうのよね。」
「小豆が難しいのよね。お砂糖の加減がね…」
M様、この頃は介助で召し上がることが多いのですが、
大好きなお萩にはご自身で手を伸ばされていました。
「美味しいわぁ~。」
このような作り方のお萩は、思ったより職員の負担も少なかったようです。
「材料が余ったから、近いうちにまたやろうね。」
遊びに来ていた職員の子どもさんも、
お茶を配るのを手伝ってくれました。
T様はお嬢様に手伝ってもらって満面の笑みでした!
お嬢様、いつも有難うございます。
皆様に支えられての秋月の手作りおやつ。
来月もお楽しみに♪