「デイサービスセンターいこいの林です。
先日のことです。
U様がバスの定期の期限が切れていると困っていました。
ご本人さんが持っていた定期はH30年3月で期限切れ。
これではバスに乗れないとの話でした。
徳バスへ行きたい、徳バスへ行って期限切れのことを聞きたいとおっしゃっていました。
徳バスへ問い合わせし確認しました。
徳バスでは手続きはできず、市役所に行く必要があると説明しましたが、納得されず、
徳バスへ行くとの一点張りでした。
バスの新しい定期は財布の中に入っていましたが、それを確認したうえでも
「徳バスに行く。」とおっしゃっていました。
どうなるかわからないが、とりあえず徳バスへ向かうしかないだろうと考え、
一緒に出掛けました。
車内では「困ったな~。」と繰り返すU様。
財布の中や、定期入れを何度も見て確認し、不安な様子でした。
徳バスの事務所がどこかわからず、徳島駅前のバス停の事務所に
二人で向かいました。
徳島駅前についたころには気分が変わっているようにも見えました。
バス停事務所で時刻表をもらい、
「いつもここから乗っていたのよ。」とバス停を見ました。
その後は駅の方へ向かい、バスの定期のことは何も言わなかったです。
「駅前や歩くのは久しぶり。よく来てたわね~。」と言いながら
表情がいいのがわかりました。
付き添っていた私は一安心です(*^。^*)
その後、駅ビルのクレメントへ寄りました。
エスカレーターを上ると「懐かしいわね~。」と一言。
その言葉を聞いてこちらもウキウキします。
駅周辺を歩くのは私も久しぶりで、仕事を忘れて会話を楽しみ、
二人のデートを楽しむことができました。
U様の気分も駅に向かう車内とは全く違い、
「今日はお手数かけました。
すみませんでした。ご迷惑おかけしました。
駅前を歩くのは久しぶりでよかったです。」と言ってくれました。
車内ではいつもは聞けない話も聞くことができ、
帰ってから何だか私の気分も上がった一日でした。
帰宅前にはわざわざ私のところへ来てくれ、お礼を言って帰って行きました。
駅前を一緒に歩き、会話をする中で、
「利用者様と職員」という垣根がなくなったように感じ、
充実した時間を過ごすことができました。
「だから仕事が楽しんだな~)^o^(」と
また、いろんなことを考えさせられた一日でした。