秋月のブログ

施設のブログ:秋月

2019/06/04

4月の職員研修 施設長から職業倫理について

毎年4月、必ず施設長からの職員研修が行われます。

テーマは「職業倫理について」。

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日々、介護をする中で

改めてこんなことを考える機会は少ないと思います。

日々、時間に追われ、目の前の介護に追われ、記録に追われ……。

 

でもふと立ち止まって考えてみると、

「あれ?」ということも結構あったりします。

トイレに行きたいと仰るご本人に、

「さっき行ったからちょっと待って下さいね。」という声掛けは正しいのか?

おうちに帰りたいと繰り返して訴える方へ、どんな対応をしているだろう?

ユニットのTVのチャンネルは何に合わせておいたらいいか?

あっちからもこっちからもコールで呼び出される中、

お話をきいてほしそうなご家族や利用者様を見かけたら……。

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当然のことですが、利用者様は一人ひとり異なられており、

持っているご病気や認知症の症状、もっといえば生い立ちや生活歴もまったく違います。

生活の中で気を付けなければいけないこともそれぞれ異なり、

細やかに配慮をしようと思えば1対1でもきりがないほどです。

けれども、仕事はある程度要領よく進めなければいけないのもまた事実。

 

「職業倫理」とは、社会人として仕事に就いている上での決まりやルール。

噛み砕いていえば、やっていいこと・いけないことの区別とでもいうのでしょうか。

しかし上記に挙げたように、

何を優先するか? 介護の具体的な場面で悩ましい瞬間はたくさんあります。

毎年4月のこの研修は恒例のものですが、

今年度は毎週開催され、色々な職種が参加致しました。

参加人数は4週間で80人、

研修の参加としては今までで最高の人数でした。

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日々のケアで何が大切か?

 

初心に立ち戻って自分自身を見つめ直すことは、

どんな仕事でも大切だと思いますが、

対人援助の現場においてはひときわ大切なことだと感じます。

法律、職場の慣例、小さな現場のルール…、

そんなものに守られたり、時には縛られたりしながら、

日々の業務をこなしていくのが精いっぱい、という職員も多くいると思いますが、

改めて「職業倫理とは」と問われると、

人生観や価値観、もっといえば自分自身を問われているような、

そんな気持ちになります。

 

「あなた」にとって、何が大切か?

 

 

 

気持ちがぐっと引き締まるような、

職員一人ひとりの士気が高まるような、

そんな施設長の講義でした。

 

 

 

この気持ちを忘れずに、毎日頑張っていきたいですね!