ユマニチュード基礎研修に参加してきました。
当施設ではユマニチュードを独学で勉強し、取り入れています。
以前からこの研修に興味があったため、楽しみにしていました。
ユマニチュードとは
「あなたは大切な存在です。」と利用者様にわかりやすく伝える技法です。
わかりやすく伝えるために4つの柱と言われる技法を使い、
「あなたは大切な存在です。」と伝えます。
研修ではまず、ユマニチュードの哲学を学びます。
哲学とは、
ケアをする人とは何者か、ケアをされる人とは何者かという話から始まりました。
ケアをする人とは、私たちのことを指します。
私たちはケアをする人として、利用者様の
①、回復を目指す。
②、現状を維持することを目指す。
①と②ができない場合、
③、最後まで寄り添うことを行います。
それを理念として持ち、ケアにあたります。
次に人とは何かということを学びます。
人間は動物です。動物は生きていくのに必要な、食べる、飲む、呼吸をする、
排せつする、動くという基本的な欲求を持っています。
他の動物と同じように生きていくために必要な基本欲求がある一方で、
人間は直立歩行をし、言葉をしゃべり、他の動物にはない進化をして
化粧をし、家族や社会と交流するなどの社会性を持つようになりました。
これこそが人間らしさです。
人間らしさは病や障害を得てそれは容易に崩されます。
人間らしさを取り戻すために「見る」「触れる」「話す」「立つ」
ことの援助が必要になります。
4つの柱の技法を使って人間らしさを取り戻すようにケアする人私たちは
支援が必要です。
という私の説明は置いといて・・・
ユマニチュードの研修は実のある研修になりました。
専門職として、職業人としてユマニチュードを使って
利用者様に支援していきたいと思います。
いこいではユマニチュードを取り入れた支援をしていますが、
まだまだ完璧ではなく、もっと質を上げていくために
研修、職員間での振り返り、カンファレンスを重ねていきたいと思います。