秋月のブログ

施設のブログ:秋月

2016/10/22

手仕事倶楽部 「秋」「月」「祭」看板作り

 

ブログにアップするのが少し遅くなってしまいましたが、

9月末の手仕事倶楽部のご紹介です!

今回のテーマは「ちぎり絵」。

折り紙を手ごろな大きさに千切り、

線に沿ってぺたり。またぺたり。

それぞれに割り振られた文字を完成させていきます。

 

F様は少々ご機嫌斜め。

「やらないわよ。」

「元気だった頃ならいいけど、手もうまいように動かないし。」

「こんな細かい作業、痺れた手じゃ無理よ。」

現役だった頃には、

プロ並みの腕前で和裁・洋裁や編み物等何でもこなしたというF様。

職員の誘いに乗って倶楽部に来ては見たけれど、

いざ作品を目の前にすると、心中複雑なご様子です。

① ②

 

 

 

 

 

 

そうですか? じゃあ僕やりましょうかね、と

職員Sが作業に取り掛かります。

「……。ちょっと、もう少し線に沿って貼ったら?」

「こうですか?」

「もうちょっと…。千切り方もそうじゃない方がいいわ。」

「教えて下さいよ。」

③

 

 

 

 

 

 

不器用な職員Sを見かねて、

しょうがないわねぇ、とF様も折り紙に手が伸びます。

「あなた手が大きいから細かい作業は難しそうね。」

「上手いじゃないですか! さすがですね。」

「昔取った杵柄かしら。」

④

 

 

 

 

 

 

そういえば僕の実家、F様のご自宅に近いんですよ…なんて話も交えながら、

和気藹々、

笑顔で作品作りが進んでいきます。

⑤ ⑥-2

 

 

 

 

 

 

もちろん、じっくり取り組まれる方もいらっしゃいます。

「秋、の字は画数が多いから難しいね…」と

慎重に折り紙を貼っていくのはY様。

K様とO様はお二人で仲良く相談しながら作業中。

「貼るの、どれくらいの大きさにした?」

「これこっちでいいと思う?」

⑥-3

 

 

 

 

 

 

日頃から編物で指先を鍛えていらっしゃるY様、

笑顔を浮かべる余裕もあるようです。

「こつは、大きいのを貼ってさっさと済まそうっていうずるをしないで、

コツコツ気長にやることね。」

さぁ、でき上がりです。

⑥

 

 

 

 

 

 

「もう100歳だからね~、

難しかったけどなんとかでき上がったよ!」とT様。

だんだん千切り方が雑になってましたよ~と職員に指摘され、

苦笑いしていました。

⑦

 

 

 

 

 

 

M様、「何がなんだかわかんないねぇ。」といいながらも、

でき上がった作品を前にちょっぴり誇らしげです。

⑧ ⑨

 

 

 

 

 

 

I様、F様もそれぞれの出来上がりにニッコリ。

⑩

 

 

 

 

 

 

N様はお嬢様と一緒に参加して下さいました。

「祭、の字は難しいねぇ! 細かいところが多いから…」

「でもお母さん上手にできたじゃない。」

色合いも赤と黒で、それらしく仕上がりました。

⑪

 

 

 

 

 

 

O様はとにかく仕上がりが手早く、

皆が吃驚するほどのスピードで完成させていらっしゃいました。

 

 

 

わいわい、がやがや楽しくでき上がりを迎えた

手仕事倶楽部。

更にひと手間職員が加え、11月の秋月祭の前には

玄関や廊下に掲示していく予定です。

でき上がりをお楽しみに!