「エッセンシャルワーカー」「フロントラインワーカー」
そんな言葉をご存知でしょうか?
新型コロナウイルスの流行の中、
世の中を支えるために「最前線」で働いている方々を指す言葉です。
医療従事者、介護従事者、保健所や行政機関で働く公務員、
物流を担当する配送業者、スーパーやドラッグストアの従業員、公共苦痛機関の従業員……。
コロナ禍の中にあっても私たちの生活を支えて下さる沢山の方々への感謝を込め、
5月末にブルーインパルスが都心の大空を飛行致しました。
私たち特別養護老人ホームの職員も、立派な「最前線」。
家庭で育児や介護をしている職員もおり、色々な不安や葛藤がありながらも、
職務を全うしようと誠意をもって仕事にあたっています。
2EFユニット、何名かの利用者様を連れて見物に出かけました。
「いやぁ、空が広いなぁ。気持ちがいいな。」
O様、ハンチング帽もバッチリ決まっています。
広い空の先――
小さな白い点のようなあれが、おそらくブルーインパルス!
「きれいだねぇ。」
「見事に飛ぶねぇ!」
演舞に見惚れ、小さくなっていく飛行機を見送ります。
東京の空に白いスモークで軌跡を残しながら、
森を抜け、ビル群を抜け、自由に飛び回る小さな飛行機。
途方もなく広い空に向かって、ぐん、とスピードを上げて飛ぶ姿には、
まるで確かな意志があるようで、
未曾有の事態に立ち向かう人々への経緯やエールを感じさせる
感動的なひと時でした。
まだまだコロナ禍は続きそうですが、
淡々と目の前のできることに取り組んでいくしかありません。
福祉従事者として、職員一人ひとりが毅然と対応して参ります。