野バラでは職員が月替わりで講師となり、
テーマに基づいた勉強会を行っています。
その中で8月に取り上げられたのが、『災害が起こった時の対処の仕方』です。
認知症高齢者の方やその家族が避難所で生活するのは、健常者の場合と違って
体力的・精神的に何倍もの負担が掛かります。しかしその苦労や対処法は
一般には殆ど知られていません。
在宅の認知症高齢者は勿論、高齢者の施設に入所している利用者も
避難生活の仕方に変わりは無いのではないか?と考えて、
避難所での生活の特徴を職員全員で勉強しました
(いくら頑丈な建物の中で生活しているとはいえ、野バラの利用者の方が
避難所に退避しなくてもいいとは限りませんので・・・)。
参加した職員からは
「十分な心構えと備えをしておくことが必要」
「災害に対する知識を身に付けようと思う」
「災害が起こった際のシミュレーションを行い、
冷静な行動が取れる様にしたい」といった意見や、
「いざ災害が起きたら、冷静な判断が出来ない」
「冷静に行動する自信がない」 といった感想が寄せられました。
寄せられた意見を基にしたマニュアルの見直しが必要かな?と
考えさせられた勉強会でした。
今回の勉強会のテキストとして採用されたガイドブックが、
インターネット上で公開されています。
詳しくはこちらをご覧下さい。