デンファレ、という蘭の花をご存知でしょうか?
この写真のお花です。
相談員N氏によると、レストランで盛り付けの装飾として、
まさに『花を添える(お皿に実際に見目良く添えるそうです)』用途でも
用いられるそうです。
豪華で美しい花びらが目を引きますね。
1月のフラワーアレンジメントは、このデンファレが主役でした!
こちらが先生のお手本です!
蘭は、お花の市場でも高価なものというイメージがありますが、
さすが! 大澤先生の人脈で、
安価だけれど品のよいものを探して下さったそうです。
背景に、赤いラインが目立つ大きな葉っぱの木を添えると、
寒い冬の練馬区にも、
どこからともなく南国の風が吹いてくるようですね!
「この木は硬いので、花バサミをうまく使えないときには
職員さんに手伝ってもらって下さいね!」
小さなカーネーションも加わり、作品に彩りを添えます。
「カーネーションの長さはこれくらい?」
「そうそう!」
「このお花は、手前と奥とどちらがいいかしら。」
「あら、いいねぇ~!」
「Iさん、ここが挿しやすいと思うよ!」
「どれどれ…」
「Sさん、私がこっちを支えるから挿してみない? これで見えるかな?」
「悪いわね。その葉っぱはもう少し、左に寄せたいなぁ。」
常連のA様とK様、手さばきも見事なものです。
「お花は昔随分習ったからね…。」
そして、完成です!
見て下さい、同じ材料を使っても、
個性の光る作品がずらり。
そして満面の、この笑顔!!
「きれいだねぇ~。持って帰っていいの? 娘に見せよう。」
「お水をきちんとあげて、大切にするね!」
「お花があるだけで気持ちが華やぐね。」
皆様、嬉しそうにでき上がった作品を見つめています。
ご自身では手を出されず、
職員が作るのをじっと見つめていた利用者様もいらっしゃいました。
お花の色や香りが刺激となったのでしょうか、
普段なら昼食後、うとうとと舟をこがれることの多い方でしたが、
作品作りの間は、しっかりと目を開け、先生の手さばきをじっと注視していました。
良い刺激となったことでしょう。
次回も楽しみにしています!