特養山河に入所されている入居者様に置きましては、新型コロナウイルス蔓延の現在において、当施設外への外出は感染リスクが高く、お預かりしております立場からいたしましても、入所者様に日々接する事だけでも気が抜けないのが、現状でございます。

唯一、入居者様が外気に触れることができる、空を仰ぐことができるスペース、が特養「山河」の屋上庭園です。

人数制限を設けながら、希望された方は何回かにお分けし、お連れしております。いつもの居住スペース、食事時にはユニット内食堂へ出て来られても、やはり室内は室内、ことのほか２年も感染対応での居住スペース内生活には、入居者様もうんざりされているのが目に見えて分かります。

お声掛けに「行きたい！！連れてってくれるの！？」と息弾ませ参加されるのが常でありまして、、四季折々、気候の変化を肌で感じて頂きたく、「屋上庭園」へお連れいたしております。

「山河」屋上は庭園様に整備され、５月には「つつじ」など、四季折々の草花が楽しめる様に、草木が植えられております。

また、芝もあり、寝転んだり、芝の上に座りながら草木の息吹を感じる事も。秋口には「コオロギ」の鳴き声が周囲に響く屋上庭園でもあります。

武蔵野の立地、北東方向には池袋「サンシャイン60」、その手前には中野サンプラザが眺望でき、マンションの狭間からではありますが、首都東京の司令塔となります「都庁」庁舎を望むこともできます。やや南西に目を移すと、「東京スカイツリー」、「六本木ヒルズ」、そして首都圏から甲信越地方へと延びる「首都高速～中央自動車道」、そして高井戸のシンボルとなる「高井戸清掃工場」の白い巨大な煙突。その雄姿に入居者様は下から「はあああ～～」とため息をつき見上げられるのが常であります。

で、関東近郊といえば、、「富士山」でありますが、残念ながら山河の屋上庭園からは丁度、隣接するマンションの影になり、、東京あるある、、、見る事はできないんです、、、。東京には「富士」がつく地名が多々あり、高井戸駅一つ手前の駅は「富士見ヶ丘」駅といいまして、場所によってはデ～ン！と富士山の雄姿を眺望できるところがあります。

また羽田空港に着陸態勢に入る、国内・他各国からのジュエット機が降りたつ姿にも圧巻！皇居から見て西東京・武蔵野の台地、「山河の屋上庭園」からは、そんな首都圏を一望できる環境にあります。

最後に余談ですが、、「山河の屋上庭園」のハイライトは、、なんといっても昨年2021年夏・東京五輪時のブルーインパルスの開会式での飛行の雄姿でした。三角に編隊を組んだブルーインパルスが、山河施設頭上を行く姿には圧巻！！一瞬ではありましたが、煙幕を吐き飛び行く姿には、誰しも感動を覚えたもの！そんな「山河の屋上庭園」は入居者様の憩いの場所となっております。

新型コロナウイルス蔓延が落ち着いた折には、ご家族様も是非一度「山河の屋上庭園」へお立ちより下さい！！