と、関東地方はどことなく五月晴れの少ない五月でした。
本日、関東・甲信越地方は梅雨入りの発表も。で、気になるところは3CDユニットのベランダでの家庭菜園です。昨年も5,6月は雨が多く、収穫に影響しました。が、今年は大丈夫でしょうか!?毎日、まるで子供を育てるかの如く、手塩にかけて水やりを欠かさないG様。「これ見て!!」とミニトマトの初収穫(第一号)です。満面の笑みのG様、「これをあなたに見せようと思って」と!
天候不順が気になるところですが、ナス・きゅうりと実の付きも良く、明日にはきゅうりが初収穫できそうです。その模様は追ってご報告を、、、。
と、毎日ではありませんが、ご希望の方には寿司を食べて頂いております。やはり生ものですし、施設内の栄養課からも多く出せるものでありません。世田谷は梅が丘の名店「美登利寿司」の商品を、近くの大手スーパー「オオゼキ」が扱っており、また他社のテイクアウト寿司などの購入も安易であります。皆様方のご希望のネタをお伺いし、一食分を職員が買い揃えご提供することができます。コロナ渦の影響からか、持ち帰りも主流になり、以前と比べ物にならないほど質・量ともに増えた外食産業。寿司の他にも、食べたいけどなかなか食べれない「ラーメン」テイクアウト弁当などもご好評いただいております。
「寿司」の折詰が届くや否や、入居者様皆様目の色が変わり「うわわわ~~~」と心の声が口から出てしまいます。油の乗った「中トロ」、ヒカリ物が好きな方、貝・イカが好きな方、、、。それらを一番初めに食べられるか、一番最後に食べられるか、、迷い箸。思わずH様も満面の笑顔であります。
と、K様、待ってましたとばかりに待ちに待った、希望の寿司ネタを食べられます。表情は真剣そのもの、皆様何も話されず黙々と、、。これが本当の「黙食」?普段なかなか味わえない海鮮に舌鼓を打ちます、、、。
いま、東京湾でも羽田沖では「江戸前」海苔を造っていますし、かつて、JR京葉線「舞浜駅」が出来る前の、東京ディズニーランドの最寄り駅・地下鉄東西線「浦安」駅も元々は漁師町。今でも「はまぐり あります」の看板を見る事ができます。東京湾にはかつて「江戸前」という言葉が残る通り、本来「寿司」とは切っても切れぬ土地柄なのです。
以前、千葉県ご出身の入居者様と、お話しで盛り上がったのが貝の仲間である「バカ貝」。名前が面白い貝ですが、なかなか刺身で頂くと美味なんです。名前には諸説ありますが「バカみたいに沢山採れるから」「海水の名が出蓋を閉じた状態で、身をだらりと出している姿が、舌を出している様で馬鹿みたいだから」など本当に「バカガイ」という貝があるんです。他に筒状の貝である「マテ貝」。砂浜に穴が空いており、ブクブクと海水が湧きおこるその下にはマテ貝がおり、塩を入れると飛び出している、みそ汁にすると非常に美味、など話が尽きることがありません。皆さんご存じでしょうか!?
そんなお話しをしつつ頂く、寿司もまた絶品。ガリを合間につまみつつ、ムラサキ(醤油)をチョンチョンと2回程。その笑顔に職員一同も気持ちがほころびます。