7/6(木)、毎度お馴染み、
大澤先生の7月のフラワーアレンジメントが開催されました。
明日は七夕、ということで、この日の作品のテーマも「七夕」!
色とりどりの短冊や星空をイメージさせる器と、
夜空をイメージした深い青の器の2種類の花器をご用意頂きました。
まずは先生からの説明です。
「竹は活け花では花材になりますが、切るのも硬いし、
今回は扱いやすい『フトイ』を用意しました。
煙のようなお花は『スモークツリー』といいます。
天の川のようなイメージで、
七夕の短冊や飾りは、最後に燃やして笹送りをしますね。」
皆様、先生のお話に真剣に耳を傾けられています。
さぁ、実際に鋏を握って頂きましょう!
入所して間もないH様、
職員A氏と相談しながら花材の丈と挿す位置を決め、
作り込んでいきます。
S様は満面の笑み!
「お花はね、習っていたことがあるのよ。」
一度挿してみて、バランスを見ながら、
こっちの方がいい、これはダメ、と細やかに調整されていました。
御年101才になられるT様、ご家族が居室にいつも生花を欠かさずにご持参下さっています。
「真ん中は、背の高い感じにしよう。」
豪快にフトイをど真ん中に活けられ、
シンボルツリーとされていました。
T様は、花材の足元の大きなガーベラが、ぱっと目を惹く仕上がりとなりました。
「あたしはお花なんかやったことないからねぇ! でも綺麗だね。」
ピンク色の大輪のガーベラ、
なんだかT様の笑顔に雰囲気とよく似ています。
「これ、ススキみたいねぇ。フワフワして手触りがいいわ。」
Y様は慣れた手つきで花材と鋏を扱っていきます。
N様はカーネーションを高い位置に挿され、
全体の印象が明るい仕上がりとなりました。
掛ったままになっていたガーベラのカバーを職員A氏が外すと、
「有難う。ビニールが外れてお花が咲くと、また一段と華やかになるね。」と喜ばれていました。
お元気な頃からお花が大好きだったというS様も、嬉しそうにでき上がった作品を眺めています。
同じユニットで、並んだお席で作品を仕上げられたF様とM様!
「なにがなんだか。」と仰りながら、
職員や講師の先生が花材を渡すと目がキラキラと輝き出します。
N様、さすがの仕上がりです!
お花が流れるようにスマートに配置され、
信澤さんらしく仕上がりましたね、と話し掛けると、
「そう? でも背の高い感じだね。」と満足そうに作品を眺められていました。
生花に触れ、生きた緑の香りを嗅いだり、
やわらかい花びらをご自身の掌に感じたりすると、
皆様の目がいきいきと輝き、
試行錯誤したり、お花の美しさ・フラワーアレンジメントの楽しさに微笑んだり…
いつもよりも「その人らしい」瞬間を引き出してくれるフラワーアレンジメント。
職員も毎回楽しみにしています。
大澤先生、いつも有難うございます!